通所事業所でBCP（事業継続）訓練を実施しました

先日、通所事業所において「BCP（事業継続計画）訓練」を実施いたしました。

BCP（事業継続計画）とは、大規模な自然災害などの緊急事態が発生した際、職員や利用者様の安全を確保しながら、いかに事業を継続し、早期復旧を図るかを定めた計画のことです。

福祉の現場において支援を継続することは、利用者様やご家族の生活を守ることに直結します。「もしも」の時に冷静かつ迅速に最善の判断を下すためには、平時からの実戦的なシミュレーションが欠かせません。

今回の訓練では、職員だけでなく通所されているこどもたちにも一緒に参加していただきました。

スタッフ一同も改めて「お預かりしている大切な命を守る」という重責を再認識いたしました。

また、訓練終了後には子どもたちも交えてスタッフと子どもたちで詳細な振り返りを行いました。 現場からは「緊急地震速報の音が聞こえた瞬間に、もっと早く集まるべきだった」「指示を待つのではなく、即座に次のアクションへ移るための連携が必要だ」といった、実際の動きに基づいた具体的な改善案が数多く出されました。

マニュアルを読み込むだけでは見えてこなかった、数秒を争う判断の難しさ。

今回の反省会で得た気づきは、今後の安全確保の精度を高めるための貴重な財産となります。

どのような状況下にあっても、お子様とご家族が安心して通い続けられる場所であり続けるために。私たちはこれからも訓練と改善を積み重ね、支援体制の強化に努めてまいります。