外部講師をお招きして全体勉強会を実施しました
2025.12.07 | 社内勉強会11月は、あおさきこども心療所の梶梅あい子先生を講師としてお迎えし、「神経発達症と思春期心性」をテーマにお話しいただきました。
奏音では月に1回、奏音グループ全職員を対象とした全体勉強会を実施しております。
奏音で支援している子どもたちの状況をふまえ、思春期に差しかかるタイミングで生じる“困り感”と、その背景にある心性の変化について非常に深い学びを得ることができました。
幼少期には周囲に気付かれにくかった困難を抱えながらも適応してきた子どもたちが、思春期を迎えることで新たな困り感として表出するケースは少なくありません。梶梅先生からは、そうした時期特有の支援の難しさについて、現場での具体例を交えながら丁寧にご説明いただきました。
また今回は、架空の症例をもとに、「今、子どもの内面でどのような変化が起きているのか」「支援者としてどのような関わりが求められるのか」をイメージしながら学べる形式も取り入れていただき、子どもたちに寄り添うための新たな視点や対応のヒントを得られ、現場に直結する内容となりました。
講義後には、思春期の子どもたちと関わる際のポイントや、通所職員・通信制高校に期待されている役割についての質問もあり、活発な意見交換を通して、より理解を深めることができました。
今回得た視点は、日々の支援の中で子どもたちが抱える小さなつまずきや変化に気付くための大きな手がかりとなりました。
思春期を迎える子どもたちの内面に寄り添いながら、必要な調整や関わりを丁寧に積み重ねていくことが、安心して過ごせる環境づくりにつながると感じています。
奏音は、今回の学びを大切にしながら、これからの支援にも確実に活かしてまいります。
梶梅先生、大変お忙しい中、貴重なお話を誠にありがとうございました。







