「就学まるっと相談会」を開催しました!
2025.06.26 | 発達支援ルームに関すること, 講演会に関すること, 奏音に関すること令和7年6月7日(土)、就学前のお子さまを持つ保護者の皆さまや、教育・福祉関係者の方々を対象とした「専門家と先輩保護者と考える 就学まるっと相談会」を開催いたしました。
今年度は、より多くの方々に安心してご参加いただけるよう、会場をRCC文化センターに移し、昨年同様「会場・オンライン・オンデマンド」の3つの形式で実施しました。
当日は昨年を上回る約70名の皆さまにご参加いただきました。
今回の就学相談会は、
第1部:講演会「みんな違ってみんないい ~就学に向けて今からできること~」
第2部:先輩保護者による体験談紹介とフリートーク
の2部構成で実施しました。
第1部では、株式会社奏音代表取締役であり、作業療法士として長年就学相談にも携わってきた森川敦子による講演を行いました。
発達に特性のあるお子さんが、小学校という新たな環境で安心して学び過ごしていくために、就学前からできる備えについて、支援の現場での実例も交えながらお伝えしました。
参加された保護者の方からは、
「知らなかったことを具体的に学べた」
「今頑張ってる事は決して無駄ではないと思った」
などの声が寄せられました。
第2部では、お子さんが既に就学されている4名の保護者をアドバイザーとしてお招きし、参加者の皆さまから事前にいただいたご質問に沿って、それぞれのご経験をお話いただきました。
「どうやって学級を決めたのか」「支援内容や宿題の実態は?」「家庭や仕事との両立は?」といったリアルな問いかけに対し、アドバイザーの皆さまは丁寧に、率直に、温かくお答えくださいました。
参加された方の中には、何度も頷いたり、メモを取りながら聞き入る姿も見られ、
「話を聞いて安心した」「こんな場所がほしかった」とのご感想もいただいています。
その後のフリートークでは、参加者とアドバイザーが自由に言葉を交わし、学校でのエピソードや保護者同士の工夫、気持ちの共有が行われる、貴重な交流の時間となりました。
アドバイザーを務めていただきました保護者の皆様、お忙しい中ご協力いただき、誠にありがとうございました。
また、広島県議会議員 岡部ちづる先生にもご出席いただきました!
「就学相談会」は、保護者の方が“わが子に合った学びの場”を見つけていくためのヒントを得られる場として、奏音が毎年開催している取り組みです。
「普通級か支援級か」「うちの子にとって何が合っているか」――悩みや迷いが尽きない時期だからこそ、経験者の声と専門職の視点の両方から支える機会を大切にしています。
奏音では、日々の療育支援に加え、就学や進級に関するご相談や情報提供も積極的に行っております。
今回の相談会に限らず、ご利用中の事業所でもお気軽にお声がけください。
これからも奏音は、保護者の皆さまとともに、子どもたちが「自分らしく育っていける」未来を応援し続けてまいります。